国内で英語上達するには音読が大切
今日、ある中小企業診断士の方とお話しをしていたのですが、話題に上がったのが、
「最近、授業で声を出して朗読してないんじゃないか?」
という話し。
私の英会話の授業の際には、必ず
「なるべく声に出して話す」
ことを重要視します。
なぜって、だって“英会話”ですから。
会話なので、実際声に出さないと“感覚”がつかめない。
その感覚をつかむのが非常に大切です。その“得体の知れない言語”を身につけるには。
これは長文に限らず、単語もそうです。
真新しい、今まで見た事も聞いた事もない単語であれば、
実際声に出して読んでみるべきです。
そして、例文を作って、その例文も読む。
音読する。

この様な事を話していたら、その診断士の方は、
「最近、国語の授業でさえ音読してるのかが気になる...」
と、おっしゃっていました。
理由は、
—長い文章を言えない、作れない子が増えてる様に思う。
—教科書も“ここで改行するか!?”という、言葉の途中で改行されている
ということ。=絶対このまま音読すれば、おかしいと気づくはずなのに、そのまま教科書に載っていること。
そこで、思ったのが、
声を出して音読するのが、引っ込み思案になっているのは、
“英語”が理由でなく、
“国語”の教育根本のとこからかも知れない?!
っていうことです。
それだったら、結構ぞっとします。
確かに、上手く会話ができない様な学生が少し目立ってきた様な気もする。
逆に、話し上手な生徒との差が大きい。
“話せる”と、“うまく話せない”の差が。
これって、結構話せない側にとってはフラストレーションになるとも思う。
後、その前に、今の生活だとかなりのレベルで、
“会話せずに過ごせる”環境になってしまっている。
前にも書いた様に、コンビニやスーパーのレジでも“無愛想で挨拶無し”でも、全く問題ない。
友だちや先生との連絡もLINEだったりする様なとこもある。
自己表現であれば、それもSNSへの書き込みで済ます。これも能動態のみ、いわゆる、書いたら書きっぱなしでいい。批評や例え炎上したとしても、それはパソコンを介してであって、直接目の前で議論してる訳でもないし、嫌だったらパソコンのスイッチを切ればいい。

基本、スマホやパソコンとにらめっこしてれば、ほとんどのコミュニケーションが“済ませる”という現代なのが、ズレを生じさせているのだろう。
こういうのが余計に“会話レス”生活に拍車をかけているのは事実。
確かにスマホは便利。知らず知らずと話せば良い事でさえ、”書いて、送信ポチ”とかしてる場合があったりする。
反対に”話す”ということは簡単でもない。
正直、私だってたまに変な事を言ってしまったり、日本語での文章の構成が難しく感じたりする。。。だって日本語難しいし(苦笑)。
でも、この様な“会話をする”仕事をしているお陰で、こういった“気づき”はあるし、直そうとしたり、もっと工夫したりしようと思う機会に恵まれる。
同時に、やはり“声を出して話す”という大切さにも気づかされる。
会話なので。
確かに会話は難しい。
だって、相手は生身の人間だし、その相手は自分の言いたいことをすんなりそっくりそのままの状態で理解はしない。
その人の過去の教養や知識や経験にも左右される。

なので、どう“自分の思いと近いカタチ”で相手に伝わる様にするかが工夫どころかと思う。
英会話もそうだが、それにはやはり実践しかないでしょ、って話しです。
特に若い人、生徒や子供達にも、どんどん“会話”をしてほしいし、そういう場所を提供したいと思う。
一番良くないのは“イライラしてるのに、その理由を上手く言えない、言おうとしない”
のは、相当フラストレーションになると思う。
英語のフレーズで、”Talk it out”っていうのがあります。
もう「話し尽くしちゃえ」って感じです。
これはただ単にベラベラと長い間話せば良いということでなく、
“色んな角度、観点で話し”尽くしてしまえば“何かスッキリするでしょ、解決するでしょ”
っていう感じのフレーズです。

この感覚を広めるのもいいのではないかと思います。
例え、間違っても”実際声に出して話すということは良い事だ”というのを、まずは周りが改めて理解して、特に若い人に勧めることが一番始めにしなくてはいけないことかも知れないですね。
まあ、いつでもT-Starに来て、好きなだけお話しください(笑)Let's talk it out, my friends.
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