ども!
ラスベガスのマッカラン空港でチェックインする際に、荷物の重さが”20”を越えていたので、やばいと思い、Jetstarのチェックインの際には荷物を増量して追加払いしたんですが、よく考えればアメリカの”20”ってのはlb(ポンド)表記だったのを思い出し、”20ポンド”(=10キロほど)支払い損をした
English Studio T-Star代表、
英会話コンシェルジュの山下哲平です!
分かるかな、この切なさ(泣)
まあいいや。
では、今日のトピック、
【今は全てが”シェア”】
っていうことです。
最近流行の言葉で”シェアエコノミー”っていうのをチラホラ聞き出したと思います。
まあ、簡単に言うと、
今までは各企業、各個人が”自らのふところを肥やすためにあくせくしてきたが、
今からはそれはみんなで協力して上げていきましょう!!”ってことです。
まあ言葉足らずではありますが、根本的なところは間違ってないと思います。
同時にこれは、今後取り組むことはやはり”みんなのため”でなくてはいけない、ということです。
なので、ある業種だけのため、ある限定された人のため、だとそれは広まらないということです。
全て、どこかと”つながる点”がなければ、シェアできないので意味がなく、
同時に、自らも”他とつながる接点”を多く見つけていかなければいけないということです。

これを今回のラスベガス、メディア系のビッグ展示会NAB showで目の当たりにしたことでした。
Googleのブースに行って色々とお話しを聞いたんですが、そこで根本的な方向性が明確でした。
私が一番”スゲー!!”って思ったのが、Googleが開発してリリースしてるクラウドベースのOTT, VODプラットフォームです。
コレ↓↓
https://cloud.google.com/solutions/media/
極簡単に言うと、”誰でもTVチャンネルを運営できる”というプラットフォームです。
誰でも、NetflixやHulu、日本でいうAbema TVとか(これは全く見ないけど)を各個人、各企業、って誰でも運営できるシステムです。チャンネルも複数持てるし、課金もできる。
これをGoogleが開発した理由、そして売れると思った理由は少なくても以下が言えるでしょう。
1)情報は価値
2)情報はシェアすべき(そして消費者はそれを喜んで受入れる)
3)これができる権利は大手TV局、映画配給会社だけでなく、”みんなでシェアすべき”
です。
分かる人には分かると思いますが、こんなことをガッツーンとしちゃうなんて凄いインパクトです。
皆さんも毎日欠かさずSNSにはログインしてると思いますし、私もこうやって私なりの観点で情報発信をしています。(少なからず誰かの役に立っていれば幸いです)。
これが今の方向性。
これは出張前にも気になってたキーワードですが、やはりアメリカの最先端の動きを目の当たりにして、確信しました。
【じゃあ日本では...?】
はい、同時に思ったことがある。
それは、
「これ(シェア)って日本が凄く不得意なとこだな...」
ってことです。
じゃないですか?
日本はまず”シェア”って意味を忘れてるし、どう取り組んだらいいかさっぱり分かってないと思う。
戦前、戦後はみんなで頑張って、経済も分かち合って(シェアして)、日本を再建し、良い生活をしよう!おにぎりがあれば二つにちぎって相手にあげようっていう感覚。そういうベースでグングン伸びていきましたが、今となってはそれは過去の産物で、特にNetやSNSが発達しだした今では、それの目的をどんどん”個々”を満たすために使われてる様に感じます。
企業だって、
”そんなこっちの情報そこまで出せる訳ない”
”そんならそっちが頭下げるべき”
”うちの方が上で、あっちは下”
という風な考え方が、”染み付いちゃってる”。
この日本の企業文化がなぜ”シェアエコノミー”に向いていないかというと、
”シェア”が成り立つということはお互いが”対等”だと受入れる必要があるからです。
相手(もしくは相手の仕事の価値)を受入れ、そしてそれに対して自ら”乗って、更にそれを上げる”
覚悟じゃないとこれは成立しないからです。
私の様に個人で起業してたり、小さい規模の会社で頑張ってる人は分かると思いますが、
自分より大きな会社は
”平気で値下げ”
”平気で無茶ぶり”
”平気でめちゃくちゃな対応”
をしてきます。以前の考え方では、”そっち小さいんだからそりゃそうだろ!”って思うかも知れない。
そして、だからこそ認められる様にわれわれの様な”小ちゃい”とこは更に頑張らなきゃいけないんだけど、それがうまく反映され、
”しっかり価値は提供している”ということをどんどん示せるのが、この”シェアエコノミー”だと思う。
こういった”適当なむちゃぶり”をしてくる大手や会社と仕事をしたら分かるのが、
”こっちが委託された仕事枠がすっぽり抜けてるから依頼されてる”ということ。
そりゃそうです、向こうでできないことをこっちがする訳ですから。
多くの企業がそれさえ気づいてなかったり、それが本来はあるべきだとも思ってない。
ただ、たまたま”おまえにふってやってる”って思ってる企業が本当に多い。
横柄だったり、めちゃくちゃな対応の末、支払いも値切る。
海外の様にフリーランスでも十分にやっていけて、名前もグングン伸ばせる文化は育たない。
この風習がまかり通っている日本は確実にこの”シェアエコノミー”に乗り遅れる。
乗り遅れているんだけどね、すでに。
なので、私にとっては凄く”未来って楽しい!”って思えた出張ですが、同時に
”日本ヤバ!”
って思った発見でした。
実際海外に行き体感すべきです。この様な”今の流れ”は。

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Have a nice weekend!
山下哲平